2007年11月

2007年11月20日

パリキッチン通信 クリスマスお惣菜セットのご案内!

週明けからいきなり寒くなりました
某百貨店が11月に入るとエントランスにクリスマスツリーを設置したのには
「ありえないね」と余裕かつニヒルな笑みを浮かべていた僕でさえ
さすがにこれだけ寒くなるとクリスマスモードも一気に加速(=焦り)です

そんなわけでクリスマス用のお惣菜セットの内容のご紹介から
お惣菜セットと気軽なかんじで献立を組んでみたものの
なんだかんだとぐるっとひと回りしていつものフランス料理になりました
そのままで、あるいは温めるだけで美味しく召し上がっていただける料理を
セレクトしましたので「家でクリスマス」な方は是非
パリキッチンでは初めてのクリスマスですのではりきってます!

お付きだし グジェール〔グルイエールとパンチェッタ入りの塩味のシュウ〕
前菜    いろんなお野菜入りの備中鶏のテリーヌ
お魚料理  鱈のブレゼ、わたり蟹でつくったソースとじゃがいものピュレ
お肉料理  カスレ〔鴨のコンフィと白いんげん豆の煮込み〕

全4品 2940円 / おひとり様分、税込み

とこんなかんじでご用意したいと思います
期間は12月22、23、24、25日の4日間で各日20食のご予約限定販売ですので
売り切れの際はご容赦ください


あとクリスマスケーキではありませんが
パリキッチン特製のシュトーレンも焼きます!
夏の終わりからじっくりと漬け込んだ干しいちじくや干しぶどうを
ふんだんに練り込んだ贅沢な味わいです
1本 1990円で12月1日から合計50本の限定販売ですのでご予約はお早めに!
少しだけという方には1/2カットでもご注文お受けいたします

さて、こないだパン教室でブリオッシュを焼いたのですが
これがうちの奥さん(僕のパン師匠)のツボにはまったらしく
いつも朝ごはんに食べている白パンでは物足りないとクレームがきます
白パンだと必要以上にバターをつけてしまう、と
まあ僕はふだんからパンにはたっぷりバターをのせて食べる党なので
むしろブリオッシュのほうが健康には良いのではないかと
そんな気がしているのですがどうなんでしょうね?

次回の料理教室では初の手打ちパスタをつくります
パスタ生地をこねてパスタマシンでくるくる生地をのばして
包丁で切る、となかなか技のいるレッスンなのでちょっと修行系かも
というのは嘘で思っているよりも簡単にできるんじゃないかと思います
でも時間はそれなりにかかるのでデザートはシンプルに
チョコレートソースを添えた丸焼きバナナです

11月に入ってからミーツ リージョナルに掲載していただたおかげで
そして今週はボージョレヌボー解禁ということもあり
たくさんのお客さんがいらっしゃいました
この場をお借りしてお客様にもミーツ リージョナルにも感謝!


シュトーレン

cepe at 14:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2007年11月16日

パリキッチン通信

前回はパリキッチンとは関係のないくだらない日記を書いたので
今回はしゃきっとパリキッチン通信にします

まずは新しく献立に加わった備中鶏胸肉のラビゴット仕立てです
ラビゴットソースというのはフレンチドレッシングに
エストラゴンという香草とエシャロットなどの薬味を加えたもので
備中鶏の胸肉はゆっくりと柔らかく火を入れてスライスします
添えているサラダは仕入れで多少変わりますがいまのところ
わさび菜とサラダほうれん草で落ち着いています
エストラゴンという香草は常に手に入るものではないので
手に入れたときはマスタードと混ぜて保存しています

さてしばらく前から街はクリスマスモードに突入ですが
パリキッチンもそろそろ準備にかかろうなんて呑気なことを言ってます
なにせパリキッチンとしてははじめてのクリスマスなので
物事はそんなにすいすいとスムースにはいきません
でもちゃんと温めてきたアイデアはあるので
3、4日中にはこのブログでお知らせできると思います
お楽しみに!

というわけで今回の写真はセオリーどおりに
エストラゴンマスタードと備中鶏のラビゴット仕立てです
ではまた近いうちに!

エストラゴンマスタード鶏のラビゴットソース

cepe at 15:36|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2007年11月05日

秋の夜長のジャズ

11月になって大阪もようやく秋らしくなってきました
良い季節は短いですがやはり秋といえば食と芸術です
と、いつになく綺麗なイントロで入りましたが
今日は音楽のはなしを少し書いてみたいと思います

ふだんはベースがぶんぶんドラムがばしばしと唸っているような
下品なジャズ(家人はそう言います)を嗜んでいますが
先日しっとりとしたジャズでもということでいつもとはがらりと趣向を変え
マットデニスの実況録音盤を購入してまいりました

マットデニスは作曲家として有名ですがピアノの弾き語りもする人で
これはハリウッドのタリホー(ジャズクラブ)でのライブを収録したものです
驚いたことに(たぶんジャズでは珍しいと思います)すべて自作の曲で
スマートに品良く、そして時折ユーモアも交えながら軽快に演奏しています
こんなジャズの存在すら僕は忘れていました
ホーギーカーマイケル(スターダストで有名な作曲家)も
ずいぶんと瀟洒な雰囲気をもっていますがこちらもなかなかのものです

さてご本人のライブも素敵ですが他のバージョンもご紹介します
「コートにすみれを」と並んで僕が大好きな曲
「Everything happens to me」
チャーリーパーカーやチェトベイカーのバージョンも大好きですが
デュークジョーダンが70年代にデンマークで録音した
「フライト トゥー デンマーク」に収められているこの曲が
実にチャーミングで僕はなんともいえず好きなのです
演奏するミュージシャンによっては切なくメランコリックに過ぎるこの曲も
「昔そんな辛いこともあったよね」的な達観した枯れた味わいが
この曲にこの人ならではの彫りの深さを与えているような気がします

さてジャズのはなしを始めると長くなるので今日はこのへんで
最後にお知らせですがただいま発売中のミーツ リージョナルで
パリキッチンをご紹介いただいています
コンビニで立ち読みなんてことは言わず是非ご購入ください!

マットデニスデュークジョーダン

cepe at 08:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0)